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哀惜から七年

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 連れあいに先立たれて丸七年が過ぎた。命日の法要にそなえて仏壇を清め、ささやかな花と供物もととのえた。僧の読経に唱和するため、勤行聖典も三冊そろえる。娘夫婦は前日から泊まりこんでこの日を待った。用意周到である。ところがその日の午後おそくになって、頼んでいた僧侶から電話があった。先代のご住職が急逝されたので、明日のお参りを延期させてほしいとおっしゃる。正直ありゃりゃと思ったが、突然訪れる人の最期ばかりはどうしようもない。承知いたしましたと返事をかえす。だが肩すかしをくったような気持ちが残る。夜は娘夫婦と三人で酒をあおって気を紛らわす。というわけで当日は僧の読経もなく、娘たちも勝手に線香をたき仏前に手をあわせて、午後には帰ってしまった。窓の向こうには連れあいの好きだったモッコウバラが、雨にうたれている。なにやらむなしい春のゆうまぐれ。

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by mizzo301 | 2018-04-24 18:48 | エッセイ | Comments(0)

ドンの復活

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 ドンの体調は4、5日でうそのように恢復した。ずっと尾を垂れたまま、椅子にも上がれない、Opaの低いベッドにも跳びあがれない元気のなさには心配した。ただその間も食欲は衰えなかった。そしてある朝、散歩から帰ったドンは、手足顔をふきブラッシングをするための庭のテーブルに、いきなりほいっと跳び乗ったのである。もとはそれが毎朝の習慣であったのに、このところ自分から上がろうとしないので、仕方なくOpaが抱き上げていたのである。突然のテーブル跳び乗り復活、いつの間にか尾も上がったままでいる。尻の穴を見てOpaは安心した。しばらくそのままで様子を見ましょうという、獣医先生の見立ては正しかった。月初めに狂犬病の予防注射はすませた。これからは蚊の季節である。すでにフィラリア検査のお知らせが動物病院から届いている。蚤、ダニ、腹の寄生虫にも効くという、おいしいお薬が処方されるらしい。動物にも手厚い医療がほどこされるのはさすが日本。ドンもすでに十歳の高齢犬である。Opaの高齢者医療費負担一割というのを、ドンにも適用されないものか、家族なんだけど・・。

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by mizzo301 | 2018-04-20 18:11 | エッセイ | Comments(2)

どうしたのドン・・

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 きのうからドンの様子がおかしい。しっぽを下げたままで、いつもの元気がない。Opaがソファに座ると、いつもは跳んできてじゃれつくのにそれがない。そばへ来てただだまってすわっている。夜もしとねが決まらず落ちつかない。目を見てどうしたときいてやると、いつまでもOpaを見つめかえす。心なしか悲しげなまなざしで何かをうったえるがそれがわからない。目は口ほどにものをいわない。食欲はあるので、危機的な状況ではなさそうだが、それでも心配である。念のために獣医師をたずねた。診察ではとくに異常がなさそうなので、しばらく様子を見てということであった。幼い娘たちがまだ言葉を話せなかったころ、やれ発熱だの発疹だのとその度に心配で夫婦でよく医院へかけつけた。そんな50年むかしの子育ての日々をなつかしく思い出す一日であった。

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by mizzo301 | 2018-04-11 17:50 | エッセイ | Comments(1)