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うなぎ食うど!

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 土用の丑の日のスーパー、不自由なはずの足が、勝手に蒲焼きの売り場へと歩きだす。そこには高値のうなぎの蒲焼きばかりか、穴子はまだしも、おからをうなぎに成形した蒲焼きなどがならぶ。この日になんとしても蒲焼きを食いたいと願う庶民のふところをおもんばかる、大手スーパーのせつないサービスであろうか。Opaはやはりうなぎを食いたい。国産表示の大ぶりが二千数百円、いいではないか。いま食べないとOpaにはあとがない。もしこのまま日本うなぎが絶滅危惧種指定などになれば、その蒲焼きを食わずに世を去ることになる。あの世の片隅でそのことをくよくよと悔やんでいたくない。まよわずゲット。久しぶりに米を炊く。大ぶりの中華丼鉢にまず飯をしき、ラップをかけてチンした蒲焼きを半分のせる。さらに飯を盛り、蒲焼きののこり半分をのせてたれをたっぷりまわしかけ、かるく山椒をふりかける。2階建て仕様のうな丼完成である。あり合わせのごま豆腐やもずくの土佐酢などを並べる。うまいっ。暑い最中だが、芋焼酎のお湯割りが不思議にあう。だが何かが足りない。しじみの味噌汁、それに品よく言えば香の物、漬け物のたぐいが我が家にはない。しいていえば奈良漬けの二切れほどがほしかった。うまかったが不満の残る土用のうなぎ、このままでは死にきれない、やり直しッ。
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by mizzo301 | 2014-07-31 18:39 | エッセイ | Comments(2)
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 じゃみじゃみと早朝からせみがうるさい。梅雨明けをまってましたとばかりに騒ぎ立てる。うるさくてねむれない。それじゃ早起きをして、ひる寝をすればよいではないか。それができない。ちょっとひと眠りのつもりでソファやベッドにでも横になれば、ドンがとびのって腹から胸を踏みつけ、頭のてっぺんから顔中をなめまわし、Opaがたまりかねて起きあがるまでそれをやめない。こいつがいなければ思いきりひる寝ができるのになあと、いつも思うのだ。眠いのをがまんして、6時半、仕方なくドンと散歩に出る。ラジオ体操の音が海岸の広場から聞こえる。夏休みなんだ。体操なんてとんでもない。朝からしっかりと真夏の日差し、日陰を求めて渡り歩く。それでも散歩をおえると汗びっしょり。毛皮を脱げないドンは、思いきり舌をのばしてあえいでいる。冷たい水で顔や手足、尻の穴を拭いてやる。ブラッシングはかかせない。草むらには入れないが、それでもダニの油断はできない。ちょっと小便に外へ出したら、顔にでかいダニをつけてきて、おおダニボーイなんてこともあったからだ。撒水、植物諸君、今日も暑いぞ、しっかり水を飲んでおきたまえ。汗ぐっしょりの上下をぬぎすて、ふりちんで洗濯開始、シャワー。ドンにはチキンたっぷりのせドッグフード、Opa野菜をウサギのごとくもくもくと喰らい、さらにヨーグルト、パン、野菜ジュース、豆乳を飲む。朝食をかたづけ、薬をごしゃごしゃとと飲む。アイスコーヒーをいれて朝刊をひろげ、テーブルでこくりこくりと居眠りをする、夏の朝、Opaの日課である。
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by mizzo301 | 2014-07-28 16:37 | エッセイ | Comments(0)

ドンとドライブ80キロ

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 例年、いずみホールで行われてきた大学OBのコンサートが、ことしは宝塚ベガホールで開かれた。Opaの住む泉南からはあまりに遠い。ならばそれにかこつけて早めに宝塚へ移動して、妹の家にしばらく逗留してやろう。演奏会をはさんで十日間の予定である。着替えと歯ブラシ、電動シェーバーをスーツケースに詰め込み、楽器を積んでドンを乗せ車を駆った。梅雨とはいえさいわい薄日のさす曇天である。途中、貝塚の漬物屋で泉州名産、水なすの浅漬けを仕入れて一路池田へ、まずは高校以来の親友M君に届けたい。阪神高速は南のはしから北のはしまで、通行料金も値打ちがあるというものだ。湾岸線から堺線に乗りかえ大阪市内を過ぎて空港線へ、やがてなつかしい五月山に迎えられ、あっけなく池田に着いた。高速をおりるとM君のマンションは近い、はずであった。もとはOpaにとっても地元のような土地である。ナビをセットもせずに、簡単にいけるとたかをくくっていた。ところがどっこいおりた道路は複雑に分岐し、道路の高架橋と見知らぬ大通りが交錯して、あっという間に迷子になっていた。五月山を方角の目印に、当てずっぽうに走ってみたがいっこうに目指すマンションはあらわれない。そこまでのおよそ80キロを1時間あまりできたのに、残りほんの目と鼻の先にすでに30分をついやしている。知ったかぶりも限界、思いあぐねて携帯でM君宅に電話した。さいわい車に電話機能があるので、運転しながら自由に話せる。そこからは何が見えるとM君、交番が焼き肉屋がコンビニがと車を走らせながらOpaが応える。それはすぐ近くだから車を止めてそこで待てという。待つほどもなく、M君夫妻がそこへかけつけてくれた。無情に過ぎた数十年を思い知らされたドライブは、こうして終わったのだった。ようやく水なすの漬け物を手渡せたが、せっかくの浅漬けがあやうく古漬けになるところであった。
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by mizzo301 | 2014-07-12 18:59 | エッセイ | Comments(0)