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<   2014年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

いかなごの春

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 夕方、ご近所からいかなごのくぎ煮到来。いかなご漁は今日が解禁である。今朝のテレビで、明石海峡の漁解禁の風景を見たばかりである。ここ泉南も含め、大阪湾一帯でいっせいにいかなご漁が始まったのである。明日からはビニール袋に小分けされた新鮮ないかなごが、この界わいどこの魚屋にも大量にならぶ。この町内でもあちこちからいかなごを煮るにおいがただよい、春だなあと思うのである。それにしても、解禁日にさっそくくぎ煮をいただいてちょっとびっくり。連日の寒さでひきこもりを決め込んでいたが、見れば庭先の木瓜もつぼみがふくらみ、ちらほらと花を開いている。明日から三月、まぎれもない春である。
by mizzo301 | 2014-02-28 22:37 | エッセイ | Comments(2)

歯石をとるのも命がけ

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 動物病院でドンの歯石をとってもらった。全身麻酔での施術である。ぜったい安全の保証はできませんことをご了承くださいと、獣医師はいう。めったなことはあるまいと信じるしかない。朝、うらめしそうな目でOpaを追うドンをのこして診察室を出た。夕方、指示された6時半を待ちかねて迎えにいく。Opaをみてさぞかし大喜びするはずである。ところが現れたのは、獣医師のうでにだかれたトローンととろけたようなドンであった。床におろされると、おろおろと同じところをかぎまわる。麻酔のショックがまださめないらしい。歯をみると、みごとに歯垢が除去されてぴっかぴか、今朝までのいやなにおいがまったくない。ドンには大きな負担であったろうが、元気なうちにまず一度、この処置をしてやりたかった理由がOpaにある。先代のドンは18年生きた。その間Opaは、歯垢の除去など考えもおよばぬ無知であった。結果、後期高齢犬となってすべての歯を歯周病でなくし、目の下にあいた穴からうみがながれた。食卓の下に横たわり、ふん尿をたれ流し、悪臭にまみれて生きていた。おかげで、その場所で平気で食事ができるほどにOpa夫婦は成長したのだった。青空文庫で太宰治の短編「蓄犬談」を読んだ。夕方の散歩にでた練兵場から、たまたまついてきた黒い子犬を飼う。だが間もなくの引っ越しでは足手まといになる。その時は捨てていく気である。もともと貧弱で見映えがよくない、そのうえ皮膚病をわずらい悪臭まではなつようになる。そこで夫婦して犬を殺そうと決め、毒をもった牛肉の一片を持って犬をつれ、もといた練兵場へとむかうのだが・・。
by mizzo301 | 2014-02-21 17:50 | エッセイ | Comments(0)

早春はきまぐれだなあ

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 立春をすぎてなお寒い日がつづく。薄氷の朝もあって、まるで真冬の寒さである。ご近所から地元産の生わかめがとどく。さっと湯通しして水にとり、生野菜のサラダで食べる。毎朝の食卓に春が香る。まだ冬枯れのもっこうばらに、思いがけず小さなメジロが遊ぶ朝もあった。冬のさむさと春の景色、早春は気まぐれである。そして今朝、ドンと散歩にでようとしておどろいた。雪である。すでに庭には数センチがふり積んで、さらに降りしきる。聖ヴァレンタインの朝、贈り物は雪だったのか。あわててドンとOpaは合羽を着用、新雪に犬の足形とOpaのゴム長ではんこをおして行く。やがて純白の真綿の上に、ドンのおとした黄金のチョコレートを拾う。とりあえずOpaもチョコをひとつ手に入れた。朝食もおえコーヒーを淹れて新聞よんでいると、ピンポンがなった。ゆうパックのお届けですという。出ると、しめった雪でずぶぬれになった配達の人が、雪の中バイクを止めて立っている。はんこをうけとりながら、雪の事故で国道は大渋滞ですと若い局員がいう。はいどうぞといいながら、Opaにモロゾフの箱をひとつ手渡してくれてにっこりわらう。早春はやっぱりきまぐれだなあ。
by mizzo301 | 2014-02-14 17:33 | エッセイ | Comments(1)
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 寒かった一月のさる日、夕食メニューはタラのアクアパッツアとしゃれてみた。簡単である。タラの切り身とアサリひとパック、キノコやトマトを、オリーブオイルと白ワイン、水で煮るだけである。ほかには生ハムのきれっぱし、アボカド、大粒の生牡蠣を三つぶ、わさびをケチャップでといたOpa特製カクテルソースで食った。パンをかじりながら、久しぶりのワインもうまかった。食後もいじぎたなくグラスをなめながら、おそくまで老人はテレビを見ていた。グルルルル、突然腹が鳴った。あわててトイレにかけこむ。あまりに急な下しようである。あわてて薬をのんだが効果はなく、ひっきりなしにトイレにはしる。ビオフェルミン、正露丸、太田胃散、キャベジン、百草丸、大正漢方胃腸薬、家にあるのを全部のんだが下痢はとまらない。不安なまま床につく。はたして真夜中、異常を感じて目をさまし、すぐさま事態をさとって絶望感におそわれる。とりあえずトイレと風呂場で我が身を清め、慎重に寝具の汚れをしらべる。シーツを丸め、一部とはいえ汚れた重いマットレスをおこす。雨戸をひらいて、始末は夜が明けてからということにして、とにかくそれらを戸外にほうりだす。外気がつめたい。ドンも目をさまし、足下でいっしょにうろたえてくれるから、余計にややこしい。まだ二時すぎである、ねむい。マットレスのないベッドの板の上に寝ることにする。無防備では不安である。大きなポリのゴミ袋に二つ穴をあけ、パンツにして上から腹巻きをまいた。腰のあたりがふくらんで、いくよくるよの漫才をふとおもった。翌日は行きつけの医院が休診であったから、二日間絶食をして寝ていたら体重が三キロへった。牡蠣のせいやろか。
by mizzo301 | 2014-02-10 00:09 | エッセイ | Comments(0)