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ぬすみ食い

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 夕べはバウムクーヘンをひと切れ、おとといはどら焼きをひとつ、ぱらぱらとあんこを湯におとしながら風呂で食った。ほんとうはそんなことをしたくない。しぶいお茶をいれて、テレビなどをみながらゆっくり食べたいが、できない事情がある。ドンのおねだりに負けてつい甘いものを与えると、結果がどうなるかを先代ドンの悲惨な歯周病でOpaは知っている。いまのドンをそんな目にあわせたくない。かといって彼の目の前で自分ひとり菓子を食うことなど絶対にできない。そばにいないのを確かめて、音をたてぬようにつつみ紙をひらいたつもりが、どこからともなくとんでくる。人にはないおそるべき聴覚がはたらくらしい。Opaのとなりのいすに飛びのって、食うという。なぜか生まれながらにして、いぬでありながらこの日本語だけははっきりとしゃべる。やらないでいると、食う食う食うっ、とくりかえす。それでも心を鬼にして与えないでいると、目になみだをうかべて、Opaの目をじっと見ながら食うーっという。心の鬼はもうへとへと、あまい菓子をひときれふたきれと与えてしまう。人間のたべものを与えないようにと、獣医さんはきびしくおっしゃるが、あてには無理でおます。せめてあまいものだけでもひかえさせたいというのが、Opa風呂でひそかに菓子を食うゆえんである。ちなみにドンは英語で、ONEとCANの二語をはなす。
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by mizzo301 | 2012-01-22 17:54 | エッセイ | Comments(1)

豪華客船座礁

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 イタリアの海岸で横倒しになった、巨大な客船のテレビ画像におどろいた。地中海クルーズの豪華船コスタ・コンコルディア12万トンが、乗客と乗組員四千人をのせて出港からわずか三時間後の難破である。船旅がはじまったばかりの高揚感から一転、乗客たちの恐怖はいかばかりであったろう。快適な船室、豪華な劇場やレストラン、にぎわうカジノ、満々と水をたたえたプール、客室階のせまくて長い廊下、そのすべてが大きくかたむき明かりが消えた恐怖を、10月に船旅をしたばかりのOpaには容易に想像できる。運次第では、自分もそんな目にあわなかったとはいいきれない。最近人気のではじめたクルーズツアーに、けちをつけた事故にはちがいない。けちついでにいうと、この船の船長の行動だろう。乗客と乗組員たちを船にのこして、さっさと上陸したという。そこを沿岸警備隊に見つかって、船に戻り退避の指揮をとるようにうながされたが、拒否したと伝えられる。それにつけても思い出すのは、真冬のハドソン川に不時着した航空機の事故である。乗客乗員たちが機外に避難したあと、機長は浸水する機内にもどり、内部をつぶさに点検してだれも残されていないのを確認、ようやく機外に姿をあらわしたという。
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by mizzo301 | 2012-01-17 14:54 | エッセイ | Comments(4)

日々安穏を念ず

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 五日、正月休みに帰省した娘たちが帰り、ドンと二匹の生活にもどる。翌朝、トイレを掃除す。敷きものをはがし、庭先の掃除具用洗濯機にほうりこむ。風呂ののこり湯で専用のぞうきんをしぼりながら板壁と床をふく。便器の内側に芳香のある洗剤をまいてブラシを使う。さらにぞうきんでタンクをふいて便器をみがく。替えの敷きものをしき、手ぬぐいをとりかえて完了。ほぼ週に一度の作業、なぜかOpaのすきな仕事だが、腰にこたえる。けつをまくって便器にまたがる。喪中の新年、ドンとOpaの日々安穏を、トイレの神に念ず。
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by mizzo301 | 2012-01-07 12:28 | エッセイ | Comments(2)