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 気持ちと時間にゆとりがなくて、冬以来一度も庭いじりをしなかった。収穫期に見向きもされず、のび放題にのびたアスパラガスや、水涸れたまま立ちつくすねぎ坊主にからすのえんどうがこれでもかとからみつき、つつじも卯木も雑草の海に浮かぶように咲いては散った。すっかり荒れ果てた庭はおのれの心のようでもあり、眺め続けるに忍びない。一念発起、五月晴れのさる日、ついにロッカーを開き電動草刈り機をとりだして一汗かいた。さいわい晴天が続く、翌日は勢いをかって茂り放題の椿やつつじ、ユキヤナギ、卯木、南天、こでまりなど剪定をする。庭は見違えるほどさっぱりとして、あらためて眺めると散髪屋からでたばかりの気分である。さて、Opaの庭にバジルとルッコラのない夏は考えられない。翌朝、庭のテーブルに育苗ポッドをならべて取り置いたそれらの種を蒔く。まもなく梅雨入り、台風がらみの大雨が過ぎた朝、蒔いた種が気になって育苗ポッドを見に行くと、バジルもルッコラもひしめくように芽吹いている。寂寞の思いは未だ去らないが、これでいつもとかわらぬ夏が来そうな気がして、その昼、久しぶりに食った卵かけご飯はうまかった。
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by mizzo301 | 2011-06-04 16:04 | エッセイ | Comments(2)