カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

<   2010年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

税金の季節

d0087054_19135881.jpg

 国税庁からメールをいただいた。今年もインターネットでの確定申告を促す、お上のご配慮である。申告はしても、この数年は税金を払っていない。それどころか、一旦払った税金をそっくり還付金として返してくれる。年金と春にはやめたささやかなアルバイト、要するにOpaの収入は課税も出来ないほど少ないということである。わずかな還付金は我が家の財務大臣により即刻家計に計上され、Opaのサイフには入らない。Opaにはお小遣いとして月々一定額が財務大臣より支給される。それは通院と薬代、散髪、中性脂肪対策のサプリ支払いで半分が消えてしまう。あとは御用達の百円ショップで文具や乾電池、旭屋で雑誌や文庫本などを買い込むだけの老人には、普段はそれで事足りる。好事魔多し。老人といえども時には寄り合い酒の誘惑もある。何をおいても出かけたい。腰は軽いが、如何せんサイフも軽い。財務大臣に補正予算を申し出たところで、却下は目に見えている。仕分け作業などに持ち込まれ、ますます小遣い減額にでもなれば目も当てられない。負けるけんかはしたくない。思案の末、埋蔵金の充当を決意する。なに?マイゾーキン?マイ雑巾?むにゃむにゃ・・
[PR]
by mizzo301 | 2010-01-23 19:16 | エッセイ | Comments(2)
d0087054_1012511.jpg

 テレビでドイツのペット事情を見た。なんとペットショップでは犬の売買が禁じられている。また、子犬は生後八週間は母犬から離さないという法律がある。犬を飼いたい人は、直接ブリーダーと交渉するか、ティアハイムというペット保護施設へ行く。そこでは飼い主のない犬たちが保護されていて、犬を飼う資格を認められた人だけがそこで好みの犬を受け取ることが出来るそうだ。飼い犬には課税のほかさまざまな法規制があって、飼い主に責任が課せられる。違反者は飼い犬を当局に取りあげられ、犬は次の飼い主が見つかるまでティアハイムで永久保護されるという。引き取り手のない老犬も、そこでは安心して生涯を全うできる。ドイツでは、犬も法律で生存を確実に保証されているのである。片や日本では法律で、犬猫あわせて年間三十数万頭が殺される。殺処分というそうだ。彼我の落差や如何。
 昨秋のことである。南の繁華街で、通りすがりの開店早々らしいペットショップをのぞいた。ガラスのケージが何段かに重ねられ、それぞれ子犬がいる。狭い店内は休日のせいか人であふれ、ギャルたちのカワイーッという嬌声が飛び交っている。子犬たちは生後ふた月にもならぬと思われるほどに小さい。彼らは早くも母犬から引き離され、洋菓子店のケーキのように、ひたすらガラスケースの中で買い手を待っている。他の小犬たちとたわむれる、ささやかな遊びのスペースすらない。ドイツではすでに虐待というであろう。あどけない表情がかわいいだけに、ゆとりのない店構えで商魂ばかりが匂うこんな店に連れてこられた子犬たちが哀れである。みんないい飼い主さんに出会うんだよと、無言で話しかけて店を出たのだった。
[PR]
by mizzo301 | 2010-01-14 10:03 | エッセイ | Comments(0)
d0087054_23263876.jpg

 ただでさえ忙しい年金生活に、また新たな日課が割り込んできた。Wiiのスーパーマリオである。正月に中学二年生の孫と遊んだが、ITやゲームに強い今時の子供と老ゲーマーでは、スキルの差があまりにも大きい。どのステージでも、Opaはたちまち置いてけぼりを食う。かったるいジジイだけど、ま、少しはお年玉もくれたことだし、かわいそうだからちょっと遊んでやるかということだったのだろうが、Opaは大いに楽しんだ。三が日が明けるのも待たず、孫たちは学校の待つ東京へ帰っていった。今日からゲームを独り占め出来るのだ。声にはならぬ笑いが腹からこみ上げる。早速テレビにWiiをセットしてスーパーマリオを起動、年寄りにこのゲームの難易度は高い。目薬をさしながら失敗をくり返しては再挑戦のくり返し、それを連日繰り返す。ここで改めて、Opaの朝の生活を静かに振り返ってみよう。冬は朝がおそい、7時起床、洗顔、日によりゴミ出し、ドンと海岸うん歩、朝食、髭剃り、排泄、PCのメールチェック、コーヒーを淹れて新聞黙読、時にはスパゲッティなど昼食のこしらへ、これでほぼ昼前となる。ところが今はこの食前のひとときがスーパーマリオ・Wiiタイムとなってしまった。止める者も叱る人もいない。だから2時間はやめられない。お楽しみはこれからだ。
[PR]
by mizzo301 | 2010-01-10 23:28 | エッセイ | Comments(2)

大晦日雑感

d0087054_0432584.jpg

 寒風吹きすさぶ大晦日である。朝、大荒れの海を見ながらドンと海岸を散歩。あふれ出る涙と鼻水を垂れ流しつつドンのクソを拾う。かじかんだ手のティッシュとポリ袋が、強風にあおられて思うにまかせない。荒ぶる風神よ、われにクソをつかませたまえ・・ と、まあ365日ドンのうんちに密着した平成21年であった。今年その他の出来事、例えば腰痛、気まぐれウクレレ、アスパラ収穫、東欧旅行、、トリオの楽しみ、白内障手術、キュウリの収穫、気まぐれミシン、韓国旅行、釣り、信州旅行、手料理アクアパッツア、北海道旅行、気まぐれバイオリン、気まぐれ読書、たまの飲み会、無駄な買い物各種、気まぐれピアノ、ヤフオク渉猟、台湾旅行、Wii、年金受給、その他、どれもうん歩、すなわちドンのうんち拾いのすき間に行われた些細なエピソードに過ぎない。今年はそのうん歩で、夏は明けやらぬ早朝と暑熱のいえる夜を待ち、雨風には犬人共に雨合羽をまとい、今は寒風をついて、ひたすら町内を巡り海端の道を歩きつづける一年であった。禅の只管打坐ならぬ只管徒歩である。それはOpaにとって、ドンの排泄にのみ期待と安堵を托す、無念無想無為無欲の心安らぐ不思議な時間であった。唯一の布施をドンのうんちにたのむ托鉢のごとく、人犬合一の雲水である。ああ、除夜の鐘が・・ガゴーーン・・
 新年おめでとう、あらたまった抱負はない。願わくば今年もうん歩をよく全うし、手垢でうすよごれた余生の安穏と、ドンのクソ拾い一層の熟達を年神様に祈願する。
[PR]
by mizzo301 | 2010-01-01 00:45 | エッセイ | Comments(2)