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長い夏休みがおわる

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 長い夏休みが終わる。といってもOpaの場合、このまま秋休みに入るだけのこと、特に不自由はない。思えば韓国旅行にはじまる多彩な八月であった。メンバーは一昨年の中国へ同行した八老人である。プルコギ、ビビンパ、冷麺、チジミ、マッコリ、ジンロなど、どれも鶴橋駅界隈で飲み食いできるものを、わざわざうちの犬の茶碗とおなじステンレスの食器で食うために行った韓国であった。ガイドの話では、小学生からの漢字教育が徹底しているというのだが、目につくのはハングルばかりである。ましてや行ったところは釜山、慶州、済州の観光地である。これだけ日本の団体客が来ているというのに、日本語表記にはめったにお目にかからない。そのくせ大勢の人がうまい日本語を話す。とくにガイドはほぼ完璧な日本語で、××年に秀吉軍に焼かれました、××年に日本軍に持ち去られました、などとさらりという。彼女の表情に民族的なわだかまりはとくには読めないが、その時われらは悪者の子孫として、神妙にうけたまわるほかないのである。半島がそこまでコテンパンにやられたんはなんでやねん、などとはとてもきけない。そのガイド女史にして発音できない日本語があるという。elephant(象)をどうしても日本語で発音できませんという。とにかくいってみろとみんなでおだて上げたのだがかたくなに拒否されて、だれもゾーッとしないまま空港で別れた。さっぱり韓国が見えないままの韓国旅行であった。
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by mizzo301 | 2009-08-29 16:24 | エッセイ | Comments(0)
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 海岸への下り口に南海電車の踏切がある。その下の斜面の茂みには小さなカニ、チンチンマッカたちがたくさん住んでいる。子供たちが小さな立て看板で、カニたちの保護をうったえている。今朝早くドンをつれてその踏切をこえようとした。すると列車通過直後にわたろうしたレールの間から、ひょっこりとカニが一匹あらわれた。通過する電車を頭上でやり過ごし、安全確認をして踏切をわたるつもりらしい。危ないなあ。子供たちがせっかく保護しようというのに、なんちゅうこっちゃ。その先は住宅地である。そこでは車にひかれたか誰かに踏まれたか、へしゃげたカニを時折目にする。たとえ輪禍をのがれても、とんびや海鵜が空から獲物をねらっている。海岸の茂みという安全な住み家をあとにして、なぜかれらは人里で自殺にちかい冒険をするのだろう。それもみんなで行くのではなくて、町内で見かけるのは必ず一匹でいる。なんぞカニ社会に居づらくなるような不始末でもして追われたか、ひとりで婚活離活を模索しているのか、そこはかとない旅心にいざなわれたのかはわからない。雨上がりの町内を徘徊するはぐれカニを、このところよく見かけるのである。かれらの命運は実にあやうい。カニ保護をうったえる子供たちのためにも、ここいらはむかしの歌人が泣きぬれてカニとたわむれたような安全地帯やないねんでと、チンチンマッカに教えたい。
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by mizzo301 | 2009-08-01 16:10 | エッセイ | Comments(0)