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腰痛友の会

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 腰痛がひどくなって、バッハの音楽療法もさっぱり効き目がない。立ってズボンをはくことが出来ぬほどに腰が痛い。だがはかずに外出したのでは世間に迷惑がかかる。這々の体でズボンをはいてお医者へ行ったら、すべり症と診断された。レントゲン写真で自分の腰椎を初めて見る。腰椎三個が僅かに階段状にずれているのがわかる。それをさして医師がいう。「その程度の痛みですんでいるのが不思議ですなあ、交通事故にでもあったことがありますか。」だと・・・。えっ、そんなに重症なの、ショックやがな!。腰痛以上に気が重くなってしまった。
 帰ってPCでなんとなく腰痛を検索していたら、「腰痛持ち友の会」というのがあった。会則では、清く正しい腰痛持ちであれとうたい、非腰痛持ちを恨まず憎まず楽しい人生を謳歌せよといい、神に与えられた試練と思い誇りをもって今日もがんばれという。続く内容もとぼけたテイストで述べられて、腰の痛いのも忘れて笑ってしまった。おそらくご自身も腰痛持ちであろう主宰者さんが、ご自分をも含めた世の腰痛持ちをユーモアではげまそうと立ち上げられた会のようである。お陰で腰痛持ちの陰気な気分がぬけて、痛みが軽減されたような気にさえなる。さて入会しようと思っても、この会あるのやらないのやら、主宰者さんのサービス精神に感じ入った者はすでに入会しているということらしい。インターネットの不思議な腰痛友の会である。
by mizzo301 | 2009-02-21 17:49 | エッセイ | Comments(0)

安物買いの銭失い

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 NHKのウクレレ教室を見てウクレレがほしくなった。ネットで千円という激安のを見つけて早速購入、台湾製のラベルがついている。入門用の教本を求めて楽器店へ行くが、どれも千円以上はする。ウクレレ本体より高いのである。「10分でひけるウクレレ・ソロ」という本を千二百六十円で購入する。帰ってすぐに開いてみると、この本ではG弦をオクターブ低いのに張り替えないと弾けないと書いてある。また楽器店へ出向いて指定の弦入りワンセットを千百円で買う。これまた楽器本体より高値である。帰ってG弦を張り替えようとするが、太くて糸巻きに通らない。道具箱からキリを取り出して、弦の通る大きさにごりごりと糸巻きの穴を広げる。なにせ千円のウクレレ、こういう荒療治を気楽に行えるのがいいところだ。やっと弦の巻き付けまでこぎつけたが、ここでこの楽器の致命的欠陥が判明した。糸巻きが新しい弦の張力に耐えられず、G音に調弦しようにも簡単にくるくると巻き戻ってどうにもならない。さすが超安物である。強引に巻いてセメダインで固定する手も考えたが、それでは二度と調弦ができなくなる。仕方なくまた楽器店へ行った。少しはまともなウクレレを買うためである。安物買いの銭失い、張り切ってブルーハワイを弾いてやろうと思っていたのに、自分がブルーになってしまった。
by mizzo301 | 2009-02-11 23:47 | エッセイ | Comments(0)
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 五日の夕刊にどういう偶然か、犬に関する二つのエッセーがあった。林原美術館長、くまくら・いさおさんの「犬が死んだ。」で始まる一文は、淡々と愛犬の死を語りながら、犬へのあふれんばかりの愛情が読者に伝わる名文である。やつれはてた愛犬の「・・・ありがたいことに最後まで毛並みは美しかった。」の一節で、たちまち一昨年暮れのドンの死を思い出してしまった。そのむくろがあふれんばかりの豊かな純白の毛並みにおおわれて、やはり美しかったからである。それを墓穴の黒い湿った地面に置いてスコップで土をかけるたびに、その白い綿毛がだんだんと見えなくなっていく。その時の切ない思いがまるで昨日のことのように胸によみがえったのである。
 作家、おおさき・よしおさんは子犬二匹を買った思い出である。ペットショップで見た可愛い子犬に心を残しながら一旦店を出たものの、さてその犬が今にも売れてしまうのではないかと気が気でなくなるくだりは笑えた。結局はとって返し、その犬を買うのであるが、Opaは昨夏まったく同じ体験をしているのである。ある金曜日にペットショップで可愛い子犬を見たのだが、ドンの死後もう犬は飼わぬと決めていた都合上そのまま帰宅した。だがその決心もどこへやら、お客の多いであろう土日にその子が売れてしまうのではないかと気が気でない。あいにく出かけられない。気もそぞろの週末がようやく明けて、無事手に入れたのが今の三代目ドンである。よくぞ売れ残ってくれた。残り物に福である。
by mizzo301 | 2009-02-07 18:43 | エッセイ | Comments(0)