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<   2008年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧

小泉さん引退

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 元小泉劇場総支配人である。郵政民営化の台本を引っ提げて登場、老猫の首に平気で鈴をつけて引退を促し、裏切り者には刺客を送る。これまでにない舞台転換は新鮮で、観客の目を釘付けにした。その彼が突然の引退声明、さすが引き際も鮮やかである。やんやの喝采を贈りたいが、なんだかすっきりしない。地盤を次男に贈るの一点が、引っかかるのである。それが悪いとはいわないが、彼らしくない、といいたいのである。それまで鮮やかだった演出の手腕だが、幕切れになって突然凡庸な脚色をほどこした。世襲を鮮明にして、お友達の北の将軍様をうらやましがらせたいのか、石原都知事がうらやましいのかはわからない。とにかく第二小泉劇場建設用地を二世にプレゼントしたのは確かである。果たして大劇場が建つか、笑劇場となるか、お坊ちゃまの未来は大変なのである。
by mizzo301 | 2008-09-28 11:00 | エッセイ | Comments(0)

麻生内閣総理大臣誕生

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 麻生太郎さんが自民党の人気投票でグランプリに輝いた。六十八歳、漫画を読む総理大臣誕生である。組閣をお友達で固めているのは、執務室であわてて漫画を机の下に隠さなくてもよいようにという計算にちがいない。風貌がいい。口元をゆがめて、今にも大阪弁で、あのなあ、なんていいそうである。麻生セメントの総帥、三万坪の大邸宅を誇る富豪である。漫画本を買う金に不自由なさそうなのがうらやましい。
 前任の福田さん、官房長官時代の記者会見で、嘘つきは泥棒の始まりなんていってましたよね。その面白いおとぼけおじさんが、総理になって面白くなくなった。ご自分もよほど首相職がいやだったようで、自分からあっさり止めちゃった。いやだと思いだしたら我慢出来へん、よくわかります。止めてさっぱりしたらいいんです。世間がとやかく言う中で石原慎太郎さん、力量が足らんかったんやとテレビでバッサリとおっしゃった。みんながそう思っていることを、わざわざ声を大にしていう、さすがエライ人やなあと思った。この人を知事に選ぶ東京都民のユーモア感覚には、かつて横山ノックさんを知事にした大阪府民も脱帽です。パンパカパーン!
by mizzo301 | 2008-09-26 10:19 | エッセイ | Comments(0)

金魚来遊一周年

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 金魚です。ここへ来て丸一年、神戸から100匹団体組んで来ましてん。わてら元は小赤いうて、ペットの餌になる運命やったん、それがずーっとこおてもらえるとこへ来て、みんな喜んでましたんや。飼い主のOpaいう人は優しいて、金魚の住み家がズンベラボンはさびしいいうて水草ギョーサン入れてくれはってん。 そのせいで水中酸素不足、恩が仇や、毎日五匹十匹と仲間が倒れだした。Opaいう人はタヨンナイ、なんでやろ、なんでやろ、いうてちょちょまうだけや。そこへカワタはんいう人が、それは酸素が足らんねや、はよブクブク入れたんなはれ、いうてくれはってん。天の助け命の恩人やカワタはん。Opaはん早速ブクブク入れてくれはった。ああ見えてなかなか金持っとんなあと、みんなでうわさしたもんや。せやけど仲間はすでに半分以下や。
 冬は睡蓮鉢のへりからじわじわ水が冷える。みんな肩寄せおうて冬越しや。目えつぶってしんぼやでいうてるうちに春や。南天の木いにメジロが遊びに来よる。それがカイラシーいうてOpaはん、木いの枝横に渡して餌台作らはってん。わてらの頭の真上や。わてらも播州の金魚や、言葉は荒いで。おっさん何さらすねんとせんどいうたけど、Opaはん聞かんふりや。その内降るわ降るわメジロの糞、水面が泡立ちだして空も見えん。泡の下で仲間がまた五匹十匹倒れだした。やっと気づいたOpaはん、あわてて餌台撤去、水を替えてくれたけど、後の祭りや。生き残りはわてら五匹だけ、一年間の生存率たったの5パーセントやて。今日は彼岸のお中日や、御大師さん、仲間の冥福あんじょーおたの申します。ナムダイシヘンジョーコンゴー・・
 今はOpaはん、えらい大事にしてくれる。朝起きたら先ず点呼や、餌もぎょうさんくれるねん。2センチやった身長が丸々太った7・8センチや。こないにわてら太らしてOpaはん何考えてんねんやろと、ちょっと怖いねん。燃料高騰で世間は魚不足やいうさかいなあ・・
by mizzo301 | 2008-09-23 11:40 | エッセイ | Comments(0)

しいちゃんです

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  しいちゃんです。何やしらんまだOpaの家におるねん。トーチャンカーチャンはウチをここに残して長い草鞋の旅鴉、仲間とバイオリンを弾きながらのどさまわり、ドッグフード買うお金をイッショケンメ稼いでますねん。この家も前は居心地よかってんけど、最近ドンちゅうあほな子犬がきよって、ウチにガチからむさかいウルソテかなわん。そんなドンかわいかわいいうて、OpaもOmaもこの家みんなあほなんや。ウチは淋しいねん。トーチャンカーチャンにはよ会いたい、それだけや。犬が人の子になるのんは切ないもんや。人が犬の子になっても切ないやろか。
 ウチはバイオリンの音が好きや。トーチャンカーチャンの音やもん。せやからOpaがバイオリン弾き出したらその足許で寝ころぶねん。下手なバイオリン聴きながらうつらうつらしてたら、トーチャンカーチャンの夢見るねん。Opaのバイオリンはほんまに下手や。昨日は四小節を三十三回も弾くさかい、ウチもおんなじ夢ヨウケ見てしもた。休憩が楽しみや。Opa必ず台所からアイスを持ってきてしゃぶるねん。そんな時Opaウチにもちょっとアイスねぶらしたろかいうてくれるねん。ウチはそんなOpa大好きや、せやけどトーチャンカーチャンもっと好きや・・
by mizzo301 | 2008-09-19 10:59 | エッセイ | Comments(0)

ジタバタしない偉い人

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 テレビニュースが大阪を連呼している。農薬漬けの米を転売した「三笠フーズ」の前に必ず大阪がつく。全国に大阪商人すなわち悪徳商人と宣伝していただき、大阪人は鼻が高い、そんなわけないじゃろ。お陰でメタミドホスとすんなりいえるようになった。農薬にたっぷり汚染され、カビまでつけた米を食用米として全国で転売を繰り返し、焼酎メーカーや菓子業界に行き渡り、はては給食用の飯米にまでなったという。火元は大阪である。市がくだんの会社を百回近く査察している。その間、接待疑惑もあるらしい。不正を見抜けなかったのは、目を節穴にして査察を行ったからにちがいない。やはり目は皿のようにしてほしかった。
 だがこの米を最初に売ったのは日本国政府である。食用論外の不良米である。当然その後の流通に目を光らせる責任が政府にある。管轄は脳水症、いや農水省である。はたしてその一連の大事に際し、次官は「責任を感じなかった」といい、大臣は「じたばたしなかった」という。さすが大物である。政治家はこうでなくっちゃ。おんどれ、なんぬかしてけっかんねん、その米自分で食うてみさらせ、いてもたろかこのどあほ、と申し上げたいが、持ち前の上品さが許さない。
by mizzo301 | 2008-09-18 12:34 | エッセイ | Comments(0)
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 「戦争を知らない子供達が、63歳になりました」 この夏、NHKがテレビで繰り返したコピーである。日本はジジイやババアまでが、戦争を知らない時代になったかと改めて思った。爆撃で崩れる防空壕から引っ張り出され、あまりの恐怖に腰を抜かして畑に這いつくばっていたのはOpa5歳の夏であった。1945年6月7日、航空隊基地のある町が、米軍機の猛爆を受けたのである。間もなく敗戦、翌年Opaは学校嫌いの泣き虫小学生になった。そしていつの間にかアメリカが落とす物は、爆弾からキャンデーに変わっていた。下校途次、いつ通るやも知れぬ米兵の車列を待って、産業道路にへたりこむ。運良く出くわせば、米兵が車上から投げる菓子を拾える。父には厳しく、それだけはあかんでっ、といわれたが、甘い物が欲しければそれをせんとあかんかった。実際ドンクッサイOpaは自分ではガムの一つも拾えず、見かねた大きな子からのお恵みを一ついただいて口に入れ、この世の物とは思えぬ甘さにひたりながら家路につくのであった。戦争?知りまへんなあ、と一度いうてみたい。
by mizzo301 | 2008-09-15 12:07 | エッセイ | Comments(0)

日本は世界で第何位

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 旅行家、岡崎大五さんの書名である。国土、人工、経済力、軍事力からビールやコーヒーの消費量、ビッグマック一個の値段、はてはセックスの頻度まであらゆる現実をランキングデータで見せてくれる。日本はフランスよりも狭くてドイツより広かったなんて知らなかったよ。面積では世界193カ国中62位、上位三分の一で小さな島国は実は大きな島国だったんだ。解説の域を遙かに超えた文章も読み物として面白い。日本は我々が思っているほど狭くもなければ危険でもない。エネルギーや穀物自給率など危機的な要因を抱えながらも、豊かな大国日本がこの本からは見えてくる。近頃のメディアが現代日本のあらゆる側面を悲観的にいうなかで、具体的なデータを見せながら、日本人よそう心配ばっかりしなさんなと励ましてくれる。今井佐緒里著「ニッポンの評判」と麻生太郎著「とてつもない日本」の二冊も、やはりポジティブな視点から日本を見ていて楽しく読める。特に麻生さんは今や渦中の人である。ITにくわしく、出勤の車中では漫画に読みふけるという漫画おたくでもあるらしい。秋葉原駅頭の演説では「おたくのみなさんッ!」と呼びかけて評判を呼んだ。麻生さん、ぜひ総理大臣になってください。六十八歳の宰相が、官邸の執務室で漫画に読みふける姿が、新聞紙面を飾る日が待ち遠しい。
by mizzo301 | 2008-09-13 14:06 | エッセイ | Comments(0)

読書の秋というけれど

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 読書の秋といいたいが、積ん読の小山がなかなか征服出来ない。その上新聞の書評や広告からの書名がメモに満載。先年癌で亡くなったロシア語の米原万里さんは、日に四冊は読むと自著の中でいっておられる。また、さる評論家氏は日に十二三冊は読むという。さらに発刊される新書は全部読むと、TVで語る弁護士さんもいた。驚異の読書量である。いずれも多忙を極める人たちである。どうしてそんなに読めるのか不思議である。Opaとて面白さに取り憑かれ、結構分厚い本を一日で読み切った事は何度かあるが、なにせこちらは閑人である。その閑人が食う出す以外何も手つかず、本の虫になってようやくの日に一冊である。どないしたらそんなに本が読めるねん?
 とりあえず午前中の一時間は本を読む。Opa即製のオープンカフェテラスでアイスコーヒーを啜りながらの読書である。今夏は東洋文庫の「蕃談」が面白かった。これとて書架で長年大あくびをしていた本である。幕末、太平洋で難破した越前の船乗り達が、米国の捕鯨船に救われ、ロシアの船で択捉へ送り届けられるまで、足かけ五年に及ぶ聞き書きの記録である。その数奇な体験談もさることながら、その間も彼らが陰暦で日を数え続けていたことに驚かされる。漂流以来隔月に大小の月を置き、月の満ち欠けで日を考え合わせ、三年目には閏月を加え、彼らの宗旨、一向宗の開祖や親の命日にはお勤めを怠らなかったという。帰国択捉上陸の日は天保十四年五月二十三日であるが、それを彼らは二十四日と思いこんでいた。五年で僅か一日の誤差である。たった一週間でも、曜日がこんがらがるOpaには信じがたい正確さである。さらに彼らはほとんど無筆の人たちである。学ぶとは何かを考えさせられる読書であった。
by mizzo301 | 2008-09-05 16:27 | エッセイ | Comments(0)

跳んで跳んで・・・

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 飼い犬ドンのいたずらに手を焼いている。ちょっと目を離したすきに、バナナ一本を皮ごと食われてしまった。今まで飼った子犬の中では、ずば抜けて運動能力が高い。弾むボールを追いかけ、弾まなくなるとそれをくわえてソファから落とし、追いかけるを何度も繰り返す。一人遊びを楽しむことの出来る、賢い犬ではある。そのドン、跳んで跳んで跳んで・・・誰かの歌のようにジャンプする。引き出しからはみ出た紐に飛びついて、ずるずると最後まで引っ張り出す。ティッシュペーパーの箱に飛びついて落とし、中身を全部出して数える。テーブルの孫の手に飛びついて落とし、薙刀のように振り回す。庭でブラックベリーの房にジャンプを繰り返し、ぺろりと全部平らげる。飛びつく前には、あどけない目で対象をじっと見上げる。それが危険信号である。庭には丹誠込めた、二期目のキュウリが実っている。ドンを近づけないよう、細心の注意が必要である。
 要するにはみ出た物、ぶら下がっている物がドンの気をそそるらしい。さる日の風呂上がり、脱衣場のドアを鼻で押し開けてドン闖入、無邪気な目でじっとOpaを見上げるではないか。次の瞬間ジャンプ、アブナイッ!とっさに洗面器で彼の目線の対象物を防御、危うく事なきを得た。ぶら下がっている物は意外と身近にあるのである。油断大敵、夏の終わりに、あわや犬に食われて宦官になるところであった。女性は心配ご無用。
by mizzo301 | 2008-09-02 15:39 | エッセイ | Comments(1)