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<   2007年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧

携帯電話大爆発

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 携帯電話の爆発で人が死んだという。韓国で昨日、建設作業員の男性が心肺破裂、脊椎骨折で亡くなった。胸ポケットにあった携帯電話の爆発が原因らしい。地雷にも劣らぬ殺傷力である。これだけ普及したアイテムによる悲劇、車のラジオで聞いたまさかのニュースである。いつも胸ポケットに携帯電話を入れているOpaびっくり仰天。日本のは大丈夫らしいですと、ラジオはお気楽なコメントをいうている。ほんまかいな、近頃の日本での偽装問題頻発などからして、そう簡単には信用出来ない。気になってインターネットをたぐると、最近だけでもそのほかに中国で男性一人が、携帯電話の爆発で死亡している。しかも、死亡にまで至らぬ携帯電話の爆発事故はそう珍しくないらしい。どこやらでは着信と同時に爆発した例とか、またフィンランドでは二件、一つはズボンの中で爆発して大腿骨骨折の重傷だという。ズボンの中のその他の器官は無事だったのかなと気になるが、その情報はない。機種はノキア、フィンランドのノキアといえばモバイル機器では世界の名門、そのノキアの携帯電話爆発事故である。日本製は大丈夫などといえる根拠はどこにもない。だがこの爆発物の便利さゆえ、だれもなかなか手放せない。携帯電話の爆発では自分は死なない、という低い確率頼りの楽観が頼りである。滅多に当たらない宝くじと同じで、必ず誰かに当たる。安穏な死を願う老人ならば、宝くじは買わず携帯電話は持たぬことである。
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by mizzo301 | 2007-11-30 00:19 | エッセイ | Comments(0)

珍味鮒寿司に再会!

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 一年ぶりに鮒寿司をいただく。もちろん木夏先生のご好意である。ご実家は近江のお寺、その檀家のご家庭で完熟させた物のお裾分けだという。ありがたやありがたや。そういえば昨年も今頃、お寺の冷蔵庫から先生がこっそりちょろまかしてきたというのをいただいたのだった。その美味芳醇にして甘露芋焼酎の佳き友、忘れがたき鮒寿司殿である。今年もぼちぼちかなあという、ど厚かましい下心を見透かされたかのような到来である。味もさりながら強い臭いで名高い一品でもある。それを漏らさぬよう慎重に包装されているが、容赦なく芳香が辺りに漂う。もう堪らん、早う帰ってこれでいっぱいやるしかない。帰りの電車内で鞄の隙間に鼻を当てるとえもいえぬ芳香、湯割り芋焼酎がまぶたに浮かぶ。
 そんな日に限って不意の客あり、犬を連れた娘夫婦である。夕食を食って一泊するという。さては鮒寿司を嗅ぎつけたか、仕方がない惜しいが少しは食わせてやるか。但し限定一人三切れ、四人で十二切れと料理長決定。俎上の鮒寿司を出来るだけ薄く切っていく。ザクリザクリ、珍味中の珍味赤銅色の魚卵もザクリ、残りは大切に冷蔵庫へ安置。薄い十二切れ食卓に登場。その一切れで沸き起こるおいしいうまいの大合唱、これはヨーロッパで食った味だと娘がいう。チーズの味と香りがするというのである。なるほどと確認の二切れ目、口へは芋焼酎ならぬ怒濤の白ワイン。うーむ、鮒寿司とワインのえもいえぬ味と香りのコラボレーションが口と鼻孔に広がる、鼻の穴三つ星レストラン。さて残るは一切れ、初めての珍味を娘夫婦はためつすがめつ、丸で永遠の別れのようにありたけの褒め言葉を並べている。その気に入りようは尋常ではない。たったの三切れじゃ可哀想なことをしたなとその時思ったが、まだあるよとも今更いえず、肉親にまで食い物の恨みを買いそうなけちん坊Opaの一夜であった。
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by mizzo301 | 2007-11-28 00:57 | エッセイ | Comments(0)

お札の人

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 半世紀も前のことである。高三の一年間、英語を校長先生に教わった。サマセット・モームのサミングアップ、教室に持ち込めるのはテキストと辞書だけ、他の筆記用具などは許されなかった。教室にはとまどいのどよめきが沸いた。先生はかまわずSENSE OF HUMORと板書され、この一年の主要テーマと、一つの例えを話された。満州建国のころ肉弾三銃士という事件があったそうだ。勇敢な三人の日本兵が爆弾を抱え、敵の鉄条網に飛び込んでそれを爆破したという。彼らは身を屠して祖国の為に散った国民的英雄としてあがめられ、歌まで作られて小学生達は大いに歌ったそうである。だが一方では、故郷での三兵士はそれぞれがちょっとしたならず者で、札付きの鼻つまみ者であったという噂がまことしやかに伝えられ続けたという。噂の真相は別として英雄扱いが誇大化すると、一方でその価値をおとしめたいという人間心理が働くのはごく普通のことである、というようなお話であった。
 今、気鋭の生物学者、福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」を読み始めて、突然高校時代に受けた校長先生の授業を思い出した。なぜなら、そこには偉人「野口英世」の意外なエピソードが語られているからである。ニューヨークにあるロックフェラー大学の図書館には、23年間そこで研究生活を送った野口英世の胸像があるそうだ。ここ数年それを見学に来る日本人が増え、時には三台の大型バスを連ねて来たこともあるという。彼はそこでの研究でポリオ、狂犬病、梅毒その他で数々の業績を残し、研究途上のアフリカで黄熱病に倒れている。その上千円札の肖像にまでなった国民的英雄「野口英世」の胸像を一目拝もうというわけである。だが野口英世の研究成果の多くは、後年進歩し続ける医学の検証に耐えられず、今では大半がその間違いを指摘されてすでに否定され、埃をかぶったその胸像とともにすっかり忘れ去られた存在だという。大学の広報誌では、カメラをぶらさげておずおずと訪ねてくる日本人と関連して、彼の栄光をおとしめる意図はないにしても、その業績を否定的なトーンで述べて、むしろヘビードリンカーのプレイボーイとして有名であったと紹介しているそうだ。またOpa未読ではあるが、渡辺淳一は野口英世の評伝「遠き落日」で、「彼は結婚詐欺まがいの行為を繰り返し、許嫁や彼の支援者を裏切り続けた」とも書いているそうだ。まあ早い話、Opa的には野口君がどんな悪党だってかまやしない。そんな彼でも集まれば百万円にも一千万円にも化けるのだ。いらっしゃいいらっしゃい!
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by mizzo301 | 2007-11-20 18:06 | エッセイ | Comments(0)
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 今のテレビを買ったのは三年前の夏である。大きなテレビに憧れてネットショップを渉猟、大枚をはたいた。やって来たのは32インチ、感動の大画面であった。ところがそれはつかの間の夢、その後瞬く間に液晶テレビは益々大画面となり、映画館のスクリーン並のが家電量販店にひしめく。しかも価格は下がり続け、今なら三年前の金額で52インチの大画面が買えるのである。かつての大画面32インチは小型テレビコーナーに追いやられ、肩をすぼめて座っている。Opaの物欲がうずく。心中は穏やかでないが、如何せん年金生活者の身である。買い換えなどおいそれと出来るわけがない。それにそんな大きなテレビ、Opaの茅屋に置き場がないじゃないか、などと自分に言い含めるが、どうも納得がいかない。年をとってあらゆる身体能力、思考力が低下している中、物欲だけがいつまでも衰えない。難儀な年寄りである。そこで苦肉の策、大きな画面のテレビを見たくなったらコンビニでおやつにのど飴を一つ買い、最寄りの家電量販店に行こう。なるだけ大きな店がいい。そこにはマッサージ椅子が並べられ、快適にテレビが見れる。問題は二つ、好きな番組を選べないことと、声にこそ出さないが、明らかに迷惑顔の店員が執拗に周囲を徘徊、出て行け圧力をかけるのではないかという心配。近くにめぼしい量販店があるにはあるが、持ち前の気の弱さから未だ実行にいたらない。根本的解決の道は、物欲退散祈願しかないのか。それでも欲しい物は欲しい、難儀である。
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by mizzo301 | 2007-11-14 18:44 | エッセイ | Comments(0)

鰺と鰯の食卓

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 金魚に餌をやった後は、ソファに寝そべってゆっくりと朝刊を読む。平日の朝をこんな風に過ごせるのは、年金生活者ならではの余得である。大抵は気がつくとはや昼時である。問題はその午後を何で過ごすかである。趣味の多いOpaだからやりたいことは山ほどある。遊び尽くすにはとても時間が足りない、などと考えながら老犬の骨張った背中をさすっている内にすでに日は西に傾く。晩秋の日は短い。人生も短い。無為に過ごした午後を惜しみながらようやく釣り竿をとって海岸へ降りる。日没までの短い釣りである。
 さてその短い釣りである。この季節、鰺や鰯なら誰にでも釣れる。今期スズキに見捨てられたOpaは昨夜また鰺釣りをした。易きにつくのである。小一時間ほどで鰺と鰯を合わせて80尾ほど釣ってしまった。老夫婦には多すぎるが全て持ち帰る。一時間は魚の処理に追われる。鰯のマリネ、オリーブオイルと白ワイン、バルサミコ風味うまし。鰯の生姜煮うまし。小鰺の刺身うまし。鰺唐揚げ南蛮漬けうまし。芋焼酎うまし。今釣れたばかりの新鮮な魚たちはどれもこれもうまい。だがまた3、4日はこれらを食べ続ける事になる。ウーンちょっとなあ・・。いや贅沢はいうまい。締めて180円の釣り餌である。たったの180円で老夫婦が3,4日食えるのである。年金生活者の財布にこれ以上の優しさがあろうか。大阪湾という生け簀のほとりのささやかな恵みとでもいうべきか。
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by mizzo301 | 2007-11-08 23:42 | エッセイ | Comments(0)

不祥事列島

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 中公新書ラクレ「中国のニセモノ商品」を読んだ。著者の選んだニセモノ商標ワースト10が面白い。オートバイのHONGDA、自動車のTAYOTA、中でもミシンのBROSISTERには笑ってしまう。日立製品などはHATASHI、HATICHI、HOTACHIなどと14種ものニセモノ商標が紹介されている。これら中国のニセモノ作りはあらゆる業種に及び、日本企業の被害額は莫大なものだというから、笑ってばかりもいられない。
 一方今や世界的な高品質製品として誉れ高い日本の技術だが、こうなるまでに数十年、日本も同じことをやってきたというのである。例えばカメラ、ドイツの名門ライカの場合、世界8カ国33メーカーがコピーを出したという。中でも日本は139種のライカコピーを出して、57種の旧ソ連、33種のイタリアをニセモノ作りで圧倒している。かつて日本もニセモノ作りを外国から激しく抗議された時代があったのである。そういえば戦後、メイドインジャパンは安かろう悪かろうの代名詞、Opaたちが子供心に誇れる日本の工業力といえば、零戦と戦艦大和以外に思いつく物はなかった。
 苦労を重ねて日本の産品はようやく世界の信用を得るまでになった。ところが最近、まさかと思われる老舗を含めて、企業の背信行為が続発している。解凍赤福餅、国産輸入牛肉、老舗吉兆の表示改竄、牛血兎肉混入ミンチ、ニセ比内地鶏、期限切れシロップ使用のミスド・・。日本食品の安全神話が今や中国でも崩れつつあると、あるサイトで読んだ。気楽に中国の悪口をいってる場合ではないのである。食品以外の不祥事では、何といっても極めつけは宙に浮いた年金であろう。5千万件が該当者を特定できないという。社会保険庁の杜撰さには驚いたが、その役人があちらこちらで人の年金をくすねていたというのだから、国民は税金で泥棒を養っていたことになる。さすが先進国日本である。
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by mizzo301 | 2007-11-04 19:05 | エッセイ | Comments(0)