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<   2006年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧

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泣く子もだまる大手家電量販店なんば店。
古くなったPCの買い換えを目論んである日出向いた。
売り場徘徊約二時間、あれやこれやの胸算用、およそ十万円か、ムム・・
買うべきか買わざるべきか、脳裏を去来するへそくり通帳。
ついに決心、今日は買わぬッ、Opaはしぶちんである。
三百円のPC雑誌を持ってレジへ、
カラーンカラーン、店内あちこちから生暖かい拍手、
お客百人目ごとに十万円までの買い物が無料だと、
お客様当たりでございます、とレジ嬢申し訳なさそうにいう。
Opa後悔のあまり、その夜は眠れなかった。
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by mizzo301 | 2006-10-31 19:36 | エッセイ | Comments(0)

鮒寿司食いたや

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近江の鮒寿司はうまい。
初対面は知人からの到来物、正直いってたじろいだ。
うれただれた飯にまみれた鮒の姿とその強烈な匂い。
だがその薄切りを口に入れて驚いた、まさにチーズの熟成、フロマージュドポワソン!
臭いなどとは無礼千万、鮒寿司好き好き大好きよ、Opa変わり身は早い。
だがやがてにごろ鮒の激減、知人の懐事情もあってか到来物は絶えた。
ならば自助努力と鮒寿司求めて巷徘徊、デパ地下探索、しかし全ては徒労であった。
そしてOpaの脳裏で鮒寿司の記憶は薄らいだ。
ある夕食時のTV,NHKの家族に乾杯、噺家鶴瓶さんが湖西を訪ねている。
地元の人に鮒寿司を勧められる場面、鶴瓶さん一切れを口に入れ、うまいっと言ったきりそれ以上手をつけようとしない。きっと苦手なのだ。
だがそれより何より、近江では鮒寿司が健在なのだ。
再び鮒寿司を食いたい、Opaは一計を案じた。近江人に急接近である。
職場の友、木夏先生、湖畔のお寺に生まれた温厚篤実の人、笑顔を絶やさぬ話し好き、必要十分条件に不足はない。翌朝早速にじり寄っていう。
「先生の故郷にござる名品鮒寿司、あれはまさに世界の珍味でありますなあ、えへへ」
矢は放たれた、口は幸いの元、翌週早速鮒寿司到来!
木夏先生、わざわざ故郷から取り寄せてくださったのだ、合掌。
携行帰宅、包みをほどくのももどかしい。
立ち上る芳香、切り口に輝く赤銅色の魚卵、お懐かしや鮒寿司殿!
待ってましたと芋焼酎、至福。
木夏先生の定年退職はまだ遠い。
盃を片手に、Opaは密かにほくそ笑んだ。
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by mizzo301 | 2006-10-29 10:04 | エッセイ | Comments(0)

釣果あったり!

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70cmの鱸を釣った。読売紙上に掲載?
これだけでかいのは初めてである。
少年時代の川遊び以来、Opaの長い釣り歴で初めての快挙だ。
平成18年10月20日、記念すべき日である。
よって国民の祝日としよう、閣議決定両院通過、
国旗掲揚万歳三唱、バンザーイ、バンザーイ、マンザーイ!
Opaは狂った。
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by mizzo301 | 2006-10-23 11:37 | エッセイ | Comments(0)
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日曜日の釣果に味をしめたOpaは、翌夕また漁港へバイクを駆った。
柳の下の二匹目のどぜう狙いである。
それにしても鱸はうまかった。片身を刺身、片身は塩焼きで食ったのだった。
今日の獲物をどうして食おうか、バイク王は考えた。
思えば昨日は和風に食ったよなあ、すると本日は洋風かなどと・・
片身はポワレ、片身はカルパッチョ、バルサミコあったっけなあ・・
捕らぬ狸の皮算用おやじ、現場到着釣り開始。
やがて薄暮、堤防の水銀灯がボヨンとともりはじめるころ、
竿尻にゴンゴンと何度かのあたり、そしてガツンと昨日に勝る強い引き!
おおっ、どぜうは二匹いたのだ、しかもさらにでかそうなのが・・
魚は波間を飛んだり跳ねたり踊ったり!
やっと足下まで引き寄せたがまた暴れる暴れる。
その竿をなんとか持ちこたえようとOpa波止でおろおろ・・
次の瞬間ブチッと糸切れ、ポワレはルアーをくわえて遁走した。
Opaの一番高価なルアーを、惜しくないといえば嘘になるが、
鱸もあれをくわえたままじゃ、日常生活何かと不便だろうなあ。
納豆、白菜の漬け物で遅い夕食を食いながらOpaは思った。
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by mizzo301 | 2006-10-21 14:49 | エッセイ | Comments(0)

魚の目

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夏に甥の一人が遊びに来て、ルアーで鱸を釣り上げおった。
Opaははたと膝を打って、次はこれだと思った。
早速翌日からルアーを携えバイクでの漁港通い始まる。
夕べの涼風は心地よく、波止からの夕景は美しかった、だが魚は釣れない。
やがて夏は去り深まり行く秋の風、Opaは長靴とジャンバーを買って、
バイクを走らせた、それでも魚は釣れない。
投げては巻き巻いては投げる、いったい何度繰り返したことだろう。
新調したルアーたちは波止場のコンクリートやテトラに何度も叩きつけられ、
すでに満身創痍、一度は釣り竿までへし折れてOpaへとへと・・
ああ今日もだめかと思いながら、それでもバイクを走らせる。
冬を思わせる北の風、防波堤を越える波しぶき、絵に描いたような悪条件。
だが海辺の日没は相変わらず美しく、淋しい釣り人を慰めてくれる。
堤に守られて波静かな港内、目の前を鰯の大群が飛び跳ねる。
だがその時歴史はついに動いた。
夕闇迫る海面に投げた釣り糸の向こうを突然ガツンと引っ張る奴がいる。
次の瞬間それは海面を大きく跳び跳ねた、鱸のえら洗いやっ!
Opaは興奮した。真夏から通い詰め待ちに待ったこの光景!
釣り上げてバケツに放り込んだ魚の目は限りなく澄んで美しかった。
ざっくりと頭を落とし刺身にして食ってしまったが、バケツの中のつぶらな魚の目が今も時折思い出されてOpaはちょっと困るのである。
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by mizzo301 | 2006-10-16 13:35 | エッセイ | Comments(0)