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2014年 04月 27日 ( 1 )

シタビラメはいかが

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 ここ泉州でシタビラメほど安くてうまい魚はない。これにも赤と黒があって、通常食べるのは赤シタビラメである。こちらは目のある側がほんのりと紅い。当地で黒はまずいといわれ、店頭にならぶことはない。たまに見かけてもただみたいな値で売られている。この魚、いくら新鮮でも店頭でぴちぴちと跳びはねたりはしない。それをOpa考察するに、のっぺりとした形状で、いわゆる魚らしい尾びれを持たないゆえではなかろうか。魚屋の店先では、ぴちぴちと暴れるカレイやヒラメのとなりで、あくまで静かに天をにらんでいる。そんな彼らも、船から水揚げされたばかりの時は、トロ箱で身をよじらせ、中には裏返ったりして抵抗の意思を見せているのである。その場で立つせりが終わるのをまって、そういうのを手に入れ、刺身にして食ったらこれほどうまいものはない。シタビラメといえばムニエル。だが皮をはいだりエンペラを落としたり粉をふったりと面倒である。このあたりでは煮付けが主流であるようだ。Opaのお気に入りは塩焼き、うろこをおとし、この魚の驚くほど少ないはらわたを出し、塩をあてるだけと簡単である。寒い季節ならば、それを小一時間ほど寒風にさらす。くれぐれも猫には用心しよう。そうして焼き上がったものは、できるだけ大皿にのせて食おう。はしを捨て、両手で身をほぐしながらむしゃぼると、そこいらに骨や身の食いこぼしがちらばるからである。身の厚い30センチ前後のが、二尾で298円であった。
by mizzo301 | 2014-04-27 15:27 | エッセイ | Comments(2)