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2009年 09月 01日 ( 1 )

キュウリのバケモン

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 とにかくキュウリがよく採れた。この二ヶ月、毎朝水をやるだけで5本10本と採れる。いきおい朝はいつもキュウリのサラダ、パリポリパリポリ・・まるで河童の朝めしである。不出来ながらも少しは採れたトマトにバジルやルッコラ、仕方なく買いたしたレタスを丸ごとのモッツアレラチーズに付け合わせたり、サーモンや貝柱のカルパッチョなどと、夏の食卓になにかと便利なキュウリであった。採りこぼしがないように毎朝しっかりと目を光らせていたそのキュウリ畑だが、いかんせんOpaの目はふし穴である。ある朝一本の苗の根に近い葉陰に巨大なキュウリを見つけたのである。ふし穴視線の死角でぬくぬくと育ちたいだけ育ったキュウリ、それはすでに超キュウリのバケモンであった。さすがに朝のサラダにするにはなんとなく抵抗がある。といっていつまでもキッチンに飾るわけにもいかない。
 巨大キュウリを食いあぐねていた一日、大学時代のクラス会が梅田であった。古希老人、白昼の飲み会である。ひとしきり病気の話で盛り下がり、やがて食い物の話となった。中には女性で在職中から農家顔負けの奈良の農業者もいる。彼女いわく、「なんやて、キュウリのバケモンやてかいな、そんなんようあるこっちゃ。ほかすやなんてもったいないこといいないな。皮むいて種とって冬瓜みたいにたいたらこんなおいしいもんあらへんよ。」というわけで、キュウリのバケモンは次の夕食で美味な一品に無事バケたのだった。持つべきは友である。
by mizzo301 | 2009-09-01 15:32 | エッセイ | Comments(0)