Opaの日々雑感


by mizzo301
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犬のわずらい

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 大寒の日の朝、犬が腰を抜かした。六時半、いつものようにケージを開くが、喜んで飛び出してくるはずのドンが身じろぎもしない。リードを見せて散歩に誘っても、後足を後ろに投げ出したまま、目で何かを訴えている。首をだいて引っ張り出そうとすると、小さな悲鳴。無理矢理に引っ張り出すが、どうしても立ち上がれない。後足が伸ばせないのである。昨日まで人の首っ玉に飛びついてまとわりつき、電話をくわえ、洗濯物を荒らし、スリッパを食いちぎっていた腕白ぶりがうそのようである。突然の異常にOpaはげしく動揺、海岸の散歩どころではない。獣医の開業時間を待って駆けつけた。先生ッ犬が、あわわッ・・。若い獣医さんが触診、体温計で熱をみてレントゲン撮影、いろいろと診察をしてくれたが、どこにも異常は見られないという。仕方なくそのまま連れ帰り、様子を見るほかはない。両手で尻をもちあげてみると、左後足を曲げたまま地につけようとしない。かといってその足をさわっても痛がる気配もない。ただ毛布にぐったりと横たわって、目を閉じている。先日、アリナミンを大量に食った時でも、嘔吐しながらもここまで弱々しくは見えなかった。なすすべもなくその日は暮れた。翌朝、散歩をあきらめてOpaは朝寝をしたが、階下のガランゴロンという大きな物音で目が覚めた。ずしりと思いステンレスの食器を、犬がくわえては放り投げ、食事のさいそくをする音である。信じられぬ思いで駆け下りてみると、ドンが喜んで胸へとびこんでくる。目はらんらんとして、足腰の異常もない。昨日の弱り果てた姿とはまるで別人ならぬ別犬である。狐につままれた思いでしばしあ然とす。だがとにかく、以前の腕白犬が目前に復活したことだけは間違いない。謎につつまれた、犬の一日わずらいであった。
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by mizzo301 | 2009-01-22 12:00 | エッセイ | Comments(0)