Donn Happy Monday
2008年 07月 14日
プードルの子犬がやって来た。茶色の雄、名前はドン、三代目の襲名である。フルネームはDonn Happy Monday、いうなれば週末の売れ残り、あるいは残りものに福である。月曜日の犬屋で、お姉さんにホイッと抱かされた。柔らかい毛並み、クリスマスイブの夜、墓穴で撫でた白い柔らかな毛並み、亡き先代ドンをふと思う。腕の中の子犬は、あどけない目でしきりにOpaの顎をなめ、連れて帰れという。この子犬を飼えという神の御業か、二度と犬は飼わぬという固い決意はたちまちヨーカイ妖怪溶解、気づくと犬は車に居た。七月の暑熱は恐ろしい。
小さなハーネス、リード、ケージ、給水ポットなど、全て処分した愛犬グッズを再びそろえて帰宅、部屋の隅に排便用パネルを置いた。新居に戸惑いながらも、足にまとわりついて離れないドン、新しい家族である。おやつのビスケットを取ってやろうと立ち上がったOpaの右足が何かを踏んだ。あんこのような感触、新しい家族の新しいウンチである。ケンケンでトイレに行き、便器の水たまりで足を洗う。幸先の案じられる、幸せな月曜日であった。
by mizzo301
| 2008-07-14 10:32
| エッセイ
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