Opaの日々雑感


by mizzo301
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登校したへびの子

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 名古屋市のペットショップから盗まれた亀が、翌朝には店頭へ返されていたという記事を読んだ。55万円もする高価な亀だそうだ。大騒ぎになって怖くなった犯人が、こっそりと戻したのだろうという。ご無事でなによりです。
 無愛想な小動物にしか見えない亀だが、飼った人はいう。子供にせがまれて飼った小さな亀を床に置くと、人を追って歩くのだそうだ。声もなくひたすら慕い寄られる風でいじらしかったという。なるほど、睡蓮鉢の金魚ですら、人が寄ると口をパクパクさせて餌をねだる。人に甘えるようでなんとも可愛い。自分が飼えばどんな生き物も可愛いに違いない。だが現代は思いもよらぬ生き物をペットにして飼う人がいる。トカゲやへびはまだいいが、サソリなんぞに慕い寄られたらどんな気持ちがするのかしら・・・
 中学生の頃、学生服のポケットでシマヘビの子供をしばらく飼ったことがある。通学途上、ポケットに手を入れるとひんやりと指に絡んで気持ちが良かった。毎日一緒に登校した。学校では教科書のページに挟んで、押しへびにして忍ばせた。だが20センチにもみたない子へびは、何を与えても食べず、ある日ポケットの中で伸びきって衰弱死した。可愛がっていたつもりが、実は校内いじめであったのかもしれない。学校に馴染めぬまま死んでしまった相棒の長い遺骸は、簡単には捨てきれず、薬局のおじさんに頼んで小さな瓶のアルコール漬けにしてもらった。その小瓶は勉強机の隅で長年Opaを見守ってくれたが、その後いつどうなったのか、今ではさっぱり思い出せない。
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by mizzo301 | 2008-04-08 18:34 | エッセイ | Comments(0)