Opaの日々雑感


by mizzo301
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唐突に春が来て・・

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  先週の寒さが嘘のような暖かい朝である。日当たりの良い隣家の庭木でメジロが頻りに鳴き交わしている。その声に急かされて、Opaもガルテンアルバイトに重い腰を上げた。僅かに実ったレモンを取り入れ、剪定をする。暮れから放り出したままのプランターを返し、古い土を日光消毒。ふと見ると、早くもアスパラガスが一本顔をのぞかせている。枯れたかと思っていた鉢植えの木瓜にも、小さな蕾がいっぱいふくらみ始めている。唐突にやって来た驚くばかりの春の陽気である。
 その日の午後、大正生まれの義母が、春のこの日を待ち望んでいたかのように艱難の人生を全うした。アルターハイムでの静かな死である。昨年末から覚悟の上とはいえ、やはり最後の別れである。「・・おおよそはかなきものは、この世の始中終、まぼろしのごとくなる一期なり ・・」蓮如上人のお文も、あまり凡俗の慰めにはならぬ。午後の日差しの中で、相変わらず鳴き交わすメジロを聞きながら、無常を思う春の一日であった。
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by mizzo301 | 2008-03-16 16:52 | エッセイ | Comments(0)