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蜘蛛の子をちらす

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 ゴミ箱のふたの裏に2センチほどの小さな黒い蜘蛛がいる。彼女がそこに住み込んですでに数ヶ月、Opaがふたを開くたびに、うす綿のような巣の中の通路を急いで5センチほど移動する。その短い直線の通路を左右に移動するだけが彼女の行動範囲らしい。Opaが中のゴミ袋を交換するあいだ、うす綿の下でじっと身をすくめている。そこに生ゴミは捨てない。別の電動処理機で乾燥させたものをそこに入れる。日に何度かふたを開く以外は暗闇の密室である。蜘蛛の食物になりそうなものはないのに、どう生計をたてているのか不思議である。彼女の健康に鑑みて殺虫剤はつかわない。そのせいか、ふたを開くと小さな羽虫が飛びかっている。それが彼女の食事になっているのかもしれない。気になるのは、彼女のお腹がどんどん大きくなることである。うす綿の住みかが間もなく産褥になるのだろうか。蜘蛛は多産である。かつて実家の洗面所で、生まれたばかりのごま粒より小さな無数の子蜘蛛が、親の巣から一斉に散らばっていくのを見て、ゾクッとしたことがある。ゴミ箱の彼女も、このままいけば大勢の子をもつシングルマザーである。ある朝ゴミ箱のふたを開けると・・想像するだけでゾクッとする。

Commented by minohマダム at 2019-05-24 23:06 x
住み込みの彼女との生活、どんな展開になるのか、次のご報告をお待ちします。

生まれ育った豊中でも、へやの隅っこをすばやく移動する蜘蛛を見つけては、逃げ回ったことを思い出しました。

ヤモリもガラス窓にぺたんとくっついていたり、裏庭で蛇がトグロを巻いていたり。
あの頃は自然がいっぱいでした。
Commented by mizzo301 at 2019-05-25 17:11
当方では大きなムカデもでますよ。Opa
Commented by minohマダム at 2019-05-26 14:18 x
そうそう、枕のしたをムカデが通ったことも。台所の土間に、イタチがひょいと顔をのぞかせたこともありました。

今もムカデがやってくるのは、opaさまのお住まいは生き物と共生できる環境だということですね。
by mizzo301 | 2019-05-23 18:03 | エッセイ | Comments(3)