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平成改元前夜のこと

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  間もなく令和の御代となる。元号は世界でも日本のみの制度ということもあってか、その発表はやはり人々の大きな関心事であった。日頃は西暦だけで十分などというていたOpaでさえ、実はちょっとわくわくしてテレビの前でその時を待った。令和、出典は万葉集だという。発表後も他にどんな候補があったのかとか、令和はだれの発案かなどと新聞、テレビがいまだに喧しい。大阪では名前に令和の文字を持つ人がたこ焼き食べ放題に招待されるなど、天皇の退位による改元はまことに平和で安心、おめでたいかぎりではある。平成の改元はちがった。昭和天皇崩御が伝えられると、日本中にたちまち暗黙の喪に服するような沈んだ雰囲気がただよった。その間、連れあいはお弟子さんたちのピアノの発表会を予定していたのだが、悩んだ末に急遽中止を決めた。これまた歌舞音曲は慎むという暗黙の雰囲気があって、敢えて開催するには勇気がいったのである。借りた会館の近くで買ったお弁当をホールで食べて、だれもピアノに向かうこともなく、仕方なくすごすごと退散したのだった。平成幕開け前夜のさびしい思い出である。

by mizzo301 | 2019-04-14 18:24 | エッセイ | Comments(0)