Opaの日々雑感


by mizzo301
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緊急地震速報の朝

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 その朝、Opaはキチンにいた。とつぜん胸ポケットのスマホが、ジシンデスジシンデスと騒ぎ立てる。えっ、地震!? 右手に包丁、左手にトマトを持ったままはその場に立ちすくむ。どうしようと思う間もなく、ぐゎしぐゎしとキチンがはげしくゆれる。足下にうずくまっていたドンが驚いて跳びはねた。なにせ築48年の陋屋である。Opaはといえば、恐怖心で腰をぬかして身じろぎもできない。揺れがおさまっても、心臓がいつまでもぱくぱくする。緊急地震速報でなんらかの行動をおこすどころか、それはただOpaの臆病風をあおるだけであった。さいわい棚のものが落ちるなどの被害はない。阪神大震災はひどかった。2階の本棚がくずれ、階下への通路がふさがる。テレビはころがる。きちんでは観音開きの食器棚が、大量の食器をはきだして割れる。風呂の壁のタイルがすべてはがれ落ちて、岩風呂になるなどすさまじかった。震源地の北部の友人知人たちは、どうやら今回そのような被害にあったらしい。でもみんな無事で元気な声をきかせてくれて安堵した。一方、地震という不意打ちで尊い命を落とされた方々もおられる。なかでも指定の通学路を守って登校途上だった少女の死はあまりにもいたましい。

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by mizzo301 | 2018-06-20 16:53 | エッセイ | Comments(0)