Opaの日々雑感


by mizzo301
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哀惜から七年

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 連れあいに先立たれて丸七年が過ぎた。命日の法要にそなえて仏壇を清め、ささやかな花と供物もととのえた。僧の読経に唱和するため、勤行聖典も三冊そろえる。娘夫婦は前日から泊まりこんでこの日を待った。用意周到である。ところがその日の午後おそくになって、頼んでいた僧侶から電話があった。先代のご住職が急逝されたので、明日のお参りを延期させてほしいとおっしゃる。正直ありゃりゃと思ったが、突然訪れる人の最期ばかりはどうしようもない。承知いたしましたと返事をかえす。だが肩すかしをくったような気持ちが残る。夜は娘夫婦と三人で酒をあおって気を紛らわす。というわけで当日は僧の読経もなく、娘たちも勝手に線香をたき仏前に手をあわせて、午後には帰ってしまった。窓の向こうには連れあいの好きだったモッコウバラが、雨にうたれている。なにやらむなしい春のゆうまぐれ。

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by mizzo301 | 2018-04-24 18:48 | エッセイ | Comments(0)