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通い猫

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 お天気がよいと必ず訪ねてくる猫がいる。静かにやって来て、ガラス戸の外からOpaに一瞥をくれると、そのままガレージの屋根をおおう冬枯れのモッコウバラのしげみにしゃがみ込む。いつも同じ場所に何時間もいる。よく見てやろうとガラス戸に近づくと、しっかりと目があう。文句でもあるのかといわんばかりに、決して目をそらそうとしない。たじたじとOpaが退散すると、またその場にまどろむ。ドンが気づいてほえたてても、動じない。ガラス戸で隔てられている間は大丈夫とわかっているのだ。実は彼女が雌猫であることをOpaは知っている。昨秋のある日、子猫をくわえて裏のブロック塀を移動する姿を目撃したことがある。どう子離れしたのか知らないが、もとよりホームレスのノラ子である。食べ物はどうしているのか、どこで雨露をしのいでいるのか訊いてやりたいが、そうすればさらに情がうつるだろう。モッコウバラのしとねはいつでもどうぞ。でも飼ってはもらえぬ、気の毒な境遇ではある。一方、貴志駅長ニタマ女史の悠然とした日常に思いをはせると、猫たちも激しい格差社会に生きていることがわかる。
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Commented by minohマダム at 2017-03-16 21:49 x
なかなか美形のノラ子さん。キモの座り方も、ただのノラ子とは違いますね。

貴婦人然とした表情から、お屋敷生活に退屈して、あこがれのノラを楽しんでいるのでは?
Commented by mizzo301 at 2017-03-17 10:56
ノラ子、なかなかの美女でしょ。Opa
by mizzo301 | 2017-03-15 22:02 | エッセイ | Comments(2)