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Opaの日々雑感


by mizzo301
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胃カメラの朝

胃カメラの朝_d0087054_22154424.jpg

 近くのお医者で胃の内視鏡検査をうけた。Opaの苦手な胃カメラである。覚悟を決めてきたはずなのに、のど元がはげしく拒絶する。マウスピースを砕けんばかりにかみしめ、オエーッ、ギョエーッ。よだれ、涙、鼻水の奔流で抵抗する。そこは手練れの先生、ハイハイなんていいながら容赦なくカメラを押し込む。ここからはガイドつき苦し紛れの洞窟探検である。モニターに見る胃の内部は、いつか見た鍾乳洞に似ている。あれた胃であるのは自分にもわかる。間もなく胃の出口から十二指腸に入ります、とガイドの声。胃の下部から上を見上げたり、胃壁をぐるりと見物したりもする。胃壁のひだを広げるためにと、空気が送りこまれる。とにかく苦しい。あろうことか便意まで感じるが、なにも訴えることができない。先に小さな鉗子のついたワイヤーがするすると送りこまれ、所見のあやしい組織を採取する。鉗子がつまんだ部分を引きはがすのが見える。その瞬間、先生の右手がスナップをきかせているのがわかる。癌の検査に四カ所、ピロリ菌除菌後の培養検査とやらに三カ所、計七回もOpaの胃はむしられた。ようやくカメラが抜かれるや、トイレに直行、力なくガス発射。どうやら胃に送りこまれた空気であるらしい。検査結果は23日だという。バレンタインデーの朝に、Opaはとんだ地獄八景を見たのだった。
Commented by minohマダム at 2017-02-19 15:43 x
タイトルを見てびっくりしました。
フラメンコを踊っている?女性の画と胃カメラ。
胃の中がフラメンコ状態?だったのでしょうか。

大変でしたね。読みながら私も疑似体験してしまいました。
結果は「問題ありませんでしたよ」となることを祈っています。

どうぞゆったりと構えていらしてください。
ご無理のないように、お大事に・・
by mizzo301 | 2017-02-16 22:16 | エッセイ | Comments(1)