Opaの日々雑感


by mizzo301
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ひらくかな、チューリップ

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 庭のすみにすておいた鉢になにかが芽吹いている。一昨年の秋、郵便局でもらったチューリップの球根三個を、あり合わせの小さく浅すぎる鉢に植えたのだった。それが昨年の春、首が短くてまるで頬杖をついて物思うような赤い花がまずひとつ、あとの二つも小さいながら赤と黄の花を咲かせた。背がなくてもチューリップはかわいい。花の見頃は短い。その間中Opaがそばによると、あたいたちが貧弱なのはあんたのせいよと、三本が一斉に歌う。わかった、来年はなんとかするからと言い聞かせて、そのまますっかり忘れていた。あれからもうすぐ一年、その一本が芽吹いたのである。ドンと朝の散歩に出ようとして気がついた。あんた約束をまもらへんかったねえ、という。ほったらかしの一年だった。すまんわるかった。咲いてくれるだろうかチューリップ。咲いても咲かなくてもいい、花の季節のあと、今年は球根を掘りだし来年に備えよう。早めにホームセンターへ植木鉢を買いにも行こう。いわしを焼きながらOpaは考えた。明日は立春である。
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by mizzo301 | 2017-02-03 23:02 | エッセイ | Comments(0)