幸せの黄色い封筒
2012年 11月 10日
北京から一通の封書がとどいた。おもてに最終通告とある。もしや尖閣問題で、こんな年寄りにまで中国は言いがかりをつけてきたのかと一瞬思った。あわてて開いてみるとそうではなく、それは実に予想外のうれしいお便りである。Opaには何の応募も覚えはないのに、二億三千万円の賞金を受け取れというのである。最近は中国のことをちょっと良く思っていなかったけど、実は隣国の高齢者まで心配してくれる、気前のいいすてきな国なんだ。日本国でひとり暮らしの哀れな老人を見かねて、ポンと大金をくださるというのである。手続きにぬかりがあってはならない。まずは送られてきた書類を点検する。「賞金請求資格証書」「最終通告、賞金支払通知」「賞金支払請求書」ほかに、なぜか宛先がカナダの返信用封筒が同封されている。実に親切である。請求手数料は二千円、郵便為替同封またはクレジットカード番号を記入せよとある。たった二千円で二億三千万円をいただけるなんて夢のようである。十日以内に返信しないと資格が永久に消滅するとも記されている。これは大変、善は急げだ。早速すべてを破いてすてた。
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hiromuj
at 2012-11-11 11:19
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私には届いてません。 Opaさんよりプアな私に来ないなんて(怒)
「わが国の財政の窮状をお察し下さり感謝し有り難く受領します」と城島光力財務大臣に成り済まして返信したのになあ。残念
「わが国の財政の窮状をお察し下さり感謝し有り難く受領します」と城島光力財務大臣に成り済まして返信したのになあ。残念
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by mizzo301
| 2012-11-10 17:11
| エッセイ
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Comments(1)