めまいの午後
2011年 08月 27日
きのう午後、立ち上がったとたんにひどいめまい。ただの立ちくらみかとそのままベランダのふとんを取り込みに二階へ、、その間も頭がくらくらする。気持ち悪くなって、階下で食卓のいすにへたり込む。首を動かすと、その先の焦点がすぐには定まらない。こんなことは初めて、さては血圧かと、十数年まえの古い血圧計を取り出した。測ってみると、上が198、下が136、高い、高すぎる。なんど計ってもにたような数値がでる。お医者へ行こうとしたが、午後は休診。その日は不安から買い物にも出ず、夕食は冷蔵庫のあり物でゆるゆるとオムレツを作って食う。おれは高血圧でこのまま死ぬかもしれないと思うと、それもうまくない。孤老初心者の不安は果てしない。おまえ、この家でひとりになったらどうするとドンにいうと、不安そうに首をかしげる。マッコリを一缶、いつもほどにうまくない。さすがに焼酎を飲む気がしない。いつの間にかめまいは無くなっているが、身体がなんとなくただものでない気がする。明日は一番にお医者に行こうと決めて、八時就寝。朝一番に医院へ車をとばす。自分からこうも進んでお医者へ行くのは初めて、独り身の不安に突き動かされている。「ふむふむ、めまいね。高血圧ではなにも症状が出ないのがふつうなんだよ。」といいながら先生は血圧を測ってくださった。少しは高いが心配する数値ではないとおっしゃる。それでも、高くて不安な時にだけ飲みなさいと、新たな降圧剤を処方してくださった。となりの薬局でそう話すと、そりゃあんたの血圧計が古すぎてあかんのやろ、とおやじがずけずけいう。ならばとイオンのジョーシンへ血圧計を買いに走る。家でさっそくその新品で測ると、なんどやってもお医者のいうとおりごく普通かやや高めの数値である。なあんや、Opa、古い血圧計にだまされて高血圧になっとったんや、急に元気がもどる、病は気からである。んっ、めまいの原因?それはわからんけど、前夜の焼酎が足りなかったんかなあ・・
by mizzo301
| 2011-08-27 11:09
| エッセイ
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