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金魚の春

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 ようやく春風駘蕩の気配あり、室内で冬を越した金魚たちを、裏庭の睡蓮鉢にもどしてやった。せまい水槽からの開放感があるのか、水草をかいくぐりながら七尾がひときわ活発に泳ぎまわる。昨年六月に十尾を飼いはじめ、間もなく病弱の二尾が早世一尾はなぞの行方不明、そしてこの数ヶ月、残りの七尾が健在というわけだ。Opaが顔をみせると、たちまち水面にがん首をそろえて餌をねだり、大いに排泄をする。彼らの元気なさまを見ていると、安心でうれしくなる。Opaは無知な飼い方で、二年半に百尾の金魚を死なせた苦い思い出がある。ある時は入れすぎた水草で酸素不足に、またある時は楓のほそ枝から落下するめじろの糞で水面が泡立ち、魚たちを苦渋のはてに落命させてしまった。その反省から、今回は最初からエアポンプをもうけ、春も裏庭のめじろの季節が過ぎるまで室内においた。かつて友人宅で、夜店の金魚が30センチちかくに育ち、水槽で回れ右ができぬほどに成長したのを見たことがある。もしおまえたちがそうなるというのなら、Opaは年金をはたいて、水槽を七つ買ってやる。生きよ七尾の金魚たち!
by mizzo301 | 2011-04-07 19:17 | エッセイ | Comments(0)