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タコが食えない・・

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 ここ大阪の泉州は、漬けもので人気の水茄子の産地として広く知られている。だがそのの海でうまいタコがとれることはあまり知られていない。関西でタコといえばやはり明石、なにせ海峡を往来する船までタコフェリーというくらいである。泉州タコの知名度ははるかに明石のタコにはおよばない。それを一気にばん回するためかどうかは知らないけれど、最近そのタコを、いずみ蛸という名で特許庁に商標登録したそうである。魚介類では国内初だという。泉州VS播州、骨肉のタコ争いといいたいが、あいにくどちらにも骨がない。
 ところで少し前、タコの頭脳を探る実験をテレビで見た。水槽に一匹のタコを入れるところから番組は始まる。タコは新しい環境が不安で、水槽の隅で身をすくめている。実験者が手を入れると、おびえるようにしてますます身を固くする。そのタコに好物のエビを与えて何日か飼う。そんなある日、実験者が水槽のタコに向かって手を入れると、なんとタコも足を一本そっと伸ばし、その手にふれようとするのである。心をゆるす、まるでタコのそんな感情を見る思いであった。映画ETで少年と宇宙人の子供が指先をふれあって、初めて心を通わせる場面がとっさに思い浮かぶ。実験はさらに続く。透明な容器のひき出しに、エビを入れて水槽に沈める。好物を目前にしたタコは、なんとかそれを取り出そうと悪戦苦闘するが、いかんせんひき出しをあけられない。ついにあきらめて水槽の隅っこにへたり込む。そこで実験者は容器を水中から取り出し、タコの目の前で何度もひき出しを引いて見せ、それをまた水槽にもどす。俄然タコは容器にとりつき、一気にひき出しをぬいてエビを確保したのである。タコの高い学習能力を示す実験であった。このテレビで、これまではただの食材であったタコに、人格ならぬタコ格の存在をOpaは見てしまった。今までは、平気で生きたタコの頭を裏返してはらわたを引きちぎり、塩でもみくちゃにして熱湯でゆであげる。さらにやわらか煮で食うなどの所業、今さらながら極悪非道に感じられ、当分タコは食えそうにない。
Commented by ろこ at 2010-06-07 08:03 x
タコには、人情(タコ情)の機微もあり、知能もあるときてはタコを食すなどはできませんね。タコ料理は当分置いてパスするってとこでしょうか?(オクトパス)。
Commented by mizzo301 at 2010-06-07 23:30
ろこ様
オクトパス、うまいですね!
by mizzo301 | 2010-06-06 15:32 | エッセイ | Comments(2)