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Opaの日々雑感


by mizzo301
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フッティルーティン沿岸急行船

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 ノルウエイは北極圏の港、キルケネスからベルゲンまで五泊六日の船旅である。もとはフィヨルドに点在する港に物資を届ける船であり、カーフェリーでもあるのだが、今では観光船の役割もになっている。流行の豪華客船ではない。船客はラウンジやカフェなど、お気に入りの場所で読書をしたり、タブレットやノートPCでインターネットを楽しむ。リビングルームに居ながら旅する感覚である。眼をあげると、氷山かとみまごう雪と氷の山々が次々とあらわれる。ときには船からひょいと飛びうつれそうな、両舷の船腹すれすれのせまい水路を、最徐行ですり抜けもする。こんな海域で鍛えられたノルウエイの航海士たちが、世界の海で活躍するゆえんであろう。半島や島の寄港地ではそのつど下船して、もよりのスーパーで買い物もできる。Opaもどこかの港で、クリネックス一箱とミネラルウオーターを買った。物価の高い国ではあるが、船ではとくに高い。日本国ローソンで百円ちょいで買える水が、船では40クローネすなわちおよそ800円である。ただ乗船時に五千円弱のマグカップを買えば、コーヒー紅茶は飲み放題のシステムではあった。朝と昼は好きなもの食べ放題のスモーガスボード、いわゆる本場のバイキングである。盛りだくさんのホットメニューにハムやチーズ、生鮮野菜にフルーツ、それに数種のパンがどれもうまい。さらにスモークドサーモン二種、いわしやニシンのマリネなどがおよそ十種、食べやすくばらしたオマールエビや、甘エビ、赤ゆでのザリガニてんこ盛りの大皿、それに所作がひかえめで笑顔をたやさぬウエイトレスのきれいなおねえさん、これは自由にとって食べてはいけないということであった。
Commented by salam2002 at 2013-03-20 22:48
夏に4・5時間でしょうか乗船しました。
ガイランゲルからオーレスンまで。
乗船手続きをせず乗っていたので、乗船カードを作っていなくて、下船のとき、バタバタして大変でした。
オーレスンでも皆さん、町歩きをして、スーパーで買物していましたよ。
宿泊の付いたクルージングは未体験です。
スーツケースを開けたままでいいのと夜移動なので、身体が楽よとは聞いていますが・・。
by mizzo301 | 2013-03-14 15:49 | エッセイ | Comments(1)